9月第2週の市況

2026/9/7    月 

米国では雇用統計が公表されたが、新規雇用者数は予想のおおむね3倍に達しており、Fedが利上げする可能性が高くなったと認識された。その影響を受け主要3指数はいずれも下落。セクター別では一般消費財が最も値を下げ、産業やテクノロジーなどは幾分上昇。半導体関連は値を上げたが、ソフトウェア関連は値下がり。通年の利益予想を引き下げた衣類関連のLululemon Athleticaは17.4%株価下落。CEOの交代を公表したAdobeは6.7%株価下落。欧州市場では、監査役会が組合などとの対立を避ける決定を承認したことから、株価は5.9%上昇。同株がけん引する形で市場全体もわずかに上昇

2026/9/8    火    

米国市場は休場。欧州市場では、米イラン紛争への懸念と個別企業の好業績が相殺する形で株式市場は横ばい。 Novartisはコレステロールの製薬の最終実験で思うような成果が得られず株価は3.2%下落。州の選挙で極右政党のAfDが44%を獲得しメルツ首相率いる保守勢力は大敗となった。ドイツの株式市場は幾分値を下げた。原油価格の値上がりに同調する形でエネルギー関連株が上昇。スペインのCirsaに統合の提案をしているイタリアのブックメーカーLottomaticaは株価が7.7%上昇。Cirsa株も6.1%上昇

2026/9/9    水

 米国市場では、Open AIが新モデルGPT-6 Astraを公開したことにより既存のソフトウェア会社のサービスを侵食するのではないかという懸念から、Salesforce、 Intuit、ServiceNowといったソフトウェア関連株が4%前後の下落となり、市場全体も値を下げた。AmazonからのAI半導体受注により、Intelは9%、Qualcommは3.2%値を上げた。アップルは新CEOの下で初めてとなるiPhoneの新バージョンの公表を前に株価は1.2%下落。欧州市場では、Novartisは昨日に続いて筋力低下剤の実験が最終段階で失敗したことを公表し、株価は10.9%値を下げた。ブレンド原油が100ドル付近まで値を上げたことからエネルギー関連は値上がり。また、銅価格も上昇したことから、Boliden、Antofagasta、KGHMといった銘柄が4.6%ないし6.3%上昇

2026/9/10    木

米国市場では、原油価格が1バレル100ドルを突破し、イールドが2023年11月以来の高水準に上昇したことなどから、株式市場は値を下げた。Appleは、ターナスCEOになって初めて新しいiPhoneを公開したが、株価は1.1%の値下がり。財務省が60億ドルを上限に10-20年ものの国債を購入することを表明したことからイールドは上昇。Metaは以前から話が合ったAIアシスタント機能を公開し株価は5.5%上昇。Alphabetはフィンランドのインフラ施設に151億ドルを投資することを公表し、株価は2.4%値下がり。欧州市場でも原油価格が100ドルを超えたことから株式市場は値下がり。フィンランドのエネルギー関連FortumはGoogleと長期売買契約を締結したことから株価は15.8%上昇。第2四半期の利益が予想を下回ったInditexは3.6%株価下落

2026/9/11    金 

原油価格がさらに値を上げ、米国のイールドがほぼ3年間で最高の水準に達する中、米国の株式市場は値を下げた。また、AI関連でもNvidiaが2.3%値を下げたほか、Micron Technologyも4.7%値を下げた。公表された生産者物価指数はほぼ予想通りの上昇となった。百貨店のMacy’sは年間の利益予想を上方修正したが株価は4.7%の下落となった。アパレルメーカーのAmerican Eagle Outfittersは年間の売り上げ予想を維持見通しを公表し、株価は14%値を下げた。欧州市場では、ECBが金利を0.25%引き上げたが、原油価格の値上がり等によるインフレへの懸念は収まっておらず、株式市場は値下がり。鉱業関連では、銅製造のKGHM、Antofagastaなどが軒並み5%以上の株安になった

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