不動産価格(収益還元法)【FP受験対策】

不動産価格の計算の方法に「収益還元法」という方法が出てきます。この方法、イメージが付きにくいので、図を使って説明します。

ある住宅を賃貸にすると月額8万円の家賃が見込まれるとします。あまり、面倒なことは考えずに、8万円は全部収入になると仮定します。そして、家賃収入は20年間入ってくるものとします。20年後、この建物の価値はゼロになってしまうとします。

そうすると、この建物を貸し付けたことによって得られる家賃収入の合計が、この不動産の価格とみなすことができます。これが「収益還元法」です。将来の家賃ですから、現在の価値に換算するときには割り引く必要があります。年金現価係数がわかっていれば、不動産の価格を計算することができます。

図の例の場合、

8万円×217.4(年金現価係数)=1,739.2万円

と計算できます。