家計と保険料

中年期の世帯当たりの保険料は、40代で約2万7千円、50代で約3万円となっています。保険料の占める割合は、経常収入の5%ほどを占めています。そして、この金額は、ここ数十年で大きく下がりつつあります。

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家計の節約を考えたとき、その効果が期待できる大口の支出の一つが保険料なのです。だから、保険料を見直したいという世帯が増えたのですね。勧められるまま加入していた保険料の支出に耐えられなくなったというケースもあるでしょう。

 

中年期&医療保障

縦軸に保障の内容、横軸に年代をとった必要保障マップで、中年期における医療保障を考えてみましょう。この分野の保険商品はたくさんあります。だから、CM等も活発。でも、論から言えば、医療保障の優先順位は高くありません
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医療保障より、死亡保障や介護保障を優先して考え、余裕があるのであれば、あるいは、どうしても加入したいのであれば、医療保障を医療保険でカバーするという判断がよいでしょう。

なぜなら、保険の意味は、いざというときに自分たちでどうしょうもないようなことになるイベントについて、保険に加入している人全員でカバーしようとする相互扶助の考えが基本だからです。