1月第4週の市況

2023/1/23    月

米国市場ではNetflixが予想以上の視聴者増となったことから8.5%株価が上昇し、Alphabetは1.2万人の人員削減を公表し、株価は5.4%上昇。そのせいでNASDAQは2%以上値を上げ、ダウやSP500も値上がり。ゴールドマンサックスは個人向け耳鼻ネスについてFedが精査していると報じられ、株価は2.5%下落。欧州市場では取引材料がない中、小売りや旅行・レジャー株がけん引して市場は上昇。携帯通信のスペインのCellnex Telecomは買収の話が持ち上がり9.8%の株高。中国は新型コロナウィルスの峠は越えたと公表し、LVMHやエルメスなどが値を上げる。米国などで5G関連機器の売り上げが鈍化したためエリクソンは予想以下のコア利益となり株価が4.7%値下がり

2023/1/24    火

米国市場では、テクノロジー株がけん引しで大きく値上がり。特にNASDAQは半導体関連で大きく値を上げる。Teslaは、CEOのイーロンマスク氏が同社を非上場にすると虚偽のツイートをしたことの証言に立ち、株価は7.8%上昇。Salesforceはアクティベストが株式を保有したことがわかり株価は3%上昇。欧州市場では、深刻な景気後退を免れるだろうという楽観論から株式市場は値上がり。米国の同業が値上がりしたことから、ASMLやInfineonなどの半導体関連が主導したテクノロジー株を中心に値上がり。中国関連のLVMHやKeringなどが値も値を上げ、金利感応度の高い銀行株も値上がり。ドイツの香料関連のSymriseはEBITDAが予想以下となり株価は5.5%下落

2023/1/25    水

米国市場ではダウは値を上げたがSP500とNASDAQは幾分下落。ニューヨーク市場では市場のトラブルが発生した。そのため、ニューヨーク株式市場の親会社のIntercontinental Exchangeは2.2%株価下落。司法省がGoogleの広告ビジネスを提訴したことにより親会社のAlphabetは2.1%株価下落。インフレの影響が大きいことを公表した3MとGEは、3Mが6.2%株価が下落したが、GEは1.2%株価上昇。欧州市場では公表されたユーロ圏のビジネス活動指数が予想外に好調で、ECBの利上げがきついものになるのではないかとの懸念から株式市場は軟化すると同時に債券市場ではイールド下落。ヘルスケアとエネルギーが下落幅大きく1%以上下落。スウォッチは中国市場での回復を予想し株価は5.1%上昇

2023/1/26    木

米国市場ではSP500は幾分値を上げたが、NASDAQは値下がり。大手IT企業で最初の四半期決算の公表となったマイクロソフトの業績は芳しくなかった。セクター別では公益が最も値下がり。Abbott Labotratoriesは予想以下の売り上げになり株価は1.4%値下がり。Rupert Murdochがグループへの再編入を拒絶したことから、News Corpは5.7%株価上昇。AT&Tはテレコム事業の契約者が増加したことから株価6.6%上昇。欧州市場では、マイクロソフトの決算を受けて、テクロノジー株が下落し市場全体も値下がり。セクター別では、エネルギーや産業が1%近く値を下げた。ドイツの景況感指数であるIfo指数は、インフレの緩和と見通しが改善されたことで、上昇した

2023/1/27    金

米国市場では方向性のない市場となったが、主要3指数は値上がり。Teslaが予想を超える収益と強気な販売見通しを公表し11%株価上昇し、NASDAQをけん引。セクター別では一般消費財を除き上昇。エネルギーは、原油価格の上昇のため1%上昇。シェブロンは自社株買いの枠を3倍にし、株価は4.9%上昇。Bed Bath & BeyondはJPモルガンチェースからデフォルト通知を受けることになり、株価は22%値下がり。欧州市場は、小売りが2.2%上昇したほか、ほぼすべてのセクターで値を上げ、市場全体も上昇。STMroelectoronicsは四半期業績が予想を上回り株価は8.2%上昇。スペインの銀行Sababellも通年の見通しを上方修正し11.2%株価上昇

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1月第3週の市況

2023/1/16    月

米国市場では、銀行株が値上がりしたため、ここ1か月で最高値付近まで値を上げた。VIX指数は1年来の低水準にある。JPモルガン、バンクオブアメリカは四半期決算が予想を上回り、シティグループとウェルズファーゴは予想を下回ったが、株価は4銘柄ともに上昇。ミシガン大学消費者信頼感指数の速報は、インフレ予想が2021年春以降の最低の水準にまで下落した。Teslaは2022年の出荷が予想以下となる見通しで欧米で自動車価格を引き下げたこともあり株価が0.9%下落。第1四半期の見通しが予想を下回ったデルタ航空は3.5%の株安。欧州市場でも、ヘルスケアや銀行株が主導で9か月来の高値水準となった。英独のGDP統計が公表され、景気後退を免れたことが確認された

2023/1/17    火

米国市場は休場。欧州市場では商品関連の銘柄が値を下げたが、不動産や小売り関連が堅調で、市場は9か月来の高値を付けた。アクティベストの株主から圧力を受けていた、スイスのソフトウェア会社テメノスはCEOが辞任することになり株価が8.9%上昇。英国の小売りのMarks & Spencerは2023-24年にかけて20店舗以上をオープンさせると公表し、株価は2.9%上昇

2023/1/18    水

米国市場ではゴールドマンサックスの四半期決算が予想以上の赤字になったことから株価は6.4%下落。そのためダウは値を下げたが、中国での販売が伸びたことから株価が上昇したTeslaに助けられてNASDAQは上昇した。また、保険会社のトラベラーズも四半期決算が予想を下回る見通しであると公表し株価は4.6%下落。モルガンスタンレーは四半期利益が予想を超えたために株価は5.9%上昇。欧州市場では、当初は中国のGDP成長が芳しくなかったことや、米国のゴールドマンサックスの芳しくない決算の影響で市場は値を下げたが、ECBが利上げ幅の縮小を検討していると報じられ、株式市場は上昇

2023/1/19    木

米国では12月の小売販売と企業物価が予想外に落ち込み、また、Fed幹部のタカ派的なコメントから市場は軟化した。IBMはモルガンスタンレーが評価を引き下げたことから株価下落。モデルナはRSウィルスワクチンの有効性を公表し株価上昇。欧州市場では、中国経済の回復を受けて高級品のエルメスが史上最高値を更新するなど値を上げた。ASM Internationalは第4四半期の利益が予想を上回ることを公表し9.8%株価上昇。Richemontは欧州や日本向けの旅行者向けの販売が堅調で株価が0.7%上昇。英国でもバーバリーが3.3%の株高

2023/1/20    金

米国市場では、先週の新規失業保険申請者数が予想以下であったことを受け、また、中部大西洋岸地域の製造業が1月再び不活発であったことを受けて株式市場は下落。P&Gは商品価格が利益を圧迫しているとコメントし株価は2.1%下落。欧州市場ではここ1年で1日の下落幅としては最大の下落となった。米国で競合他社が値を下げたテクノロジー株は2.9%値を下げ、産業、鉱業、石油・ガスなどのセクターも2%以上の下落。スペインの銀行Bankinterは2022年の利益目標を達成したが、高いコストが浮き彫りになり、株価は2.9%の下落。英国のオンライン小売りBoohooはクリスマス期間の売り上げが11%下落し、株価は10.5%下落

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