7月第3週の市況

2016/7/11 月 欧州ではイタリアの銀行に対する救済措置があるのではとの見方から大きくリバウンド、中国の自動車販売が大きく伸び、ダイムラー、BMWなどが大きく上昇。米国では労働統計が堅調でSP500は史上最高値付近まで上昇

2016/7/12 火 先週末の労働統計を好感してSP500は史上最高値を更新。英国でメイ氏が首相に指名される見通しとなったことから欧州市場もBrexit以降の最高値を更新。ティッセンクルップ、アルセロールミタルは合弁の話で大きく上昇。イタリアの銀行Monte Paschiは不良債権支援ファンドが入ると報じられ上昇

2016/7/13 水 米国市場では、日本を含む各国中銀の景気刺激策への期待感から株価上昇、米国債と日本円は軟化。資源関連を中心に値を上げる。欧州では、予想以上の好決算となったダイムラーにけん引された自動車株と資産売却が報じられたイタリアの銀行株を中心に上昇

2016/7/14 木 欧米市場ともに数日間の上昇ののち市場は一段落。世界的に原油の在庫が上昇し原油価格は軟化したが、銅ほかの金属価格は上昇。米国債は30年物で史上最低イールドを更新。日本円は2日間で4%軟化した後、幾分、値上がり

2016/7/15 金 イングランド銀行が予想外に金利を維持したために欧州株式は軟化。ただし、ドイチェバンク、ウニクレーディトなどが上昇し銀行株は上昇、自動車株も堅調。米国市場でもJPモルガンやアルコアの個別企業の業績が堅調でダウとSP500はともに史上最高値を更新

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7月第2週の市況

2016/7/4 月 日銀からECBまで更なる金融緩和に踏み切るとみられることから欧米市場は好転。米国では6月のISM指数が1年以上ぶりに大幅上昇、長期イールドが史上最低を更新

2016/7/5 火 米国市場は祝日のため休場。日銀からECBまで景気刺激策を深化させると予想されることから、資源価格が高騰。銀は2年来、ニッケルは8か月来の高値。ナイジェリアでの供給不安のある原油も値を上げる。イタリアのMonte PaschiがECBから不良債権の処理案を示せと指摘され史上最低まで値を下げる

2016/7/6 水 ユーロ圏の製造・サービス指数の伸びが緩やかで、イングランド銀行カーニー総裁の発言も加味され、欧州では資源関連銘柄を中心に値を下げる。原油価格も下落。英国のAviva、Standard Lifeなどの保険銘柄が値を下げる

2016/7/7 木 米国ではISM非製造指数がここ7か月で最大の上昇となり、Fedの議事録が公開されBrexitの結果にかかわらず利上げの方針を維持していることがわかった。米国市場は幾分上昇。欧州ではBrexitの懸念から、ドイチェバンクやクレディスイス、自動車、不動産といった銘柄が軟化し市場全体も軟化

2016/7/8 金 米国では原油の在庫が予想以上に積み上がり原油価格が下落してSP500は幾分軟化。ADRレポートは予想以上の就労人口増となり明日の労働統計を前に市場は期待感。国債と金が値を下げる。欧州市場ではダノンほか消費者関連株がけん引して市場は上昇

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