12月第5週の市況

2016/12/26    月

米国では大きな材料はなく債券は上昇。株式はSP500は低下してダウは上昇。欧州では、ドイチェバンク、クレディスイスなどがモーゲージ関連で米当局の査察を受けていたがペナルティが確定し株価上昇。イタリアのモンテ・ディ・パスチは取引停止中だが銀行株が上昇

2016/12/27    火

欧米市場は休日。日本市場では円高により株価下落。中国市場では当初値を下げたが政府が1.8兆元の高速道路と水路投資を表明し幾分持ち直す

2016/12/28    水

米国市場では通常より50%以上取引が少なかったが、消費者信頼感指数が15年来で最高水準に上昇し、株価指数はほぼ史上最高値の水準にまで上昇。債券は2年物のオークションの需要が少なくイールド上昇。原油価格も上昇

2016/12/29    木

市場では通常の3分の2ほどの取引。借入金利の上昇により住宅先行指数が低下したことから不動産関連が大きく軟化。ダウは19900割れとなりSP500も大きく軟化。国債については5年物のオークションが堅調。ドルはここ10年で最高値水準に上昇

2016/12/30    金

米国市場では公益株が堅調となったが、金融株が軟化して全体としては横ばい。欧州市場では資源株が軟化したほか、クレディスイスが米当局から債券販売で査察を受け下落。BNPパリバも発行者となっていたことから軟化。イタリアのモンテ・ディ・パスチが再び取引停止でイタリアの銀行株が軟化

12月第4週の市況

2016/12/19    月

中国が南シナ海で米国の無人潜水機を奪ったことで原油価格が52ドル以上に上昇。米ドル高は一段落し、10年国債のイールドが低下、金の価格上昇。株式市場ではオラクルが売り上げが予想以下で大きく値を下げたが、イールド低下により公益株と不動産株がリバウンド。全体としては低下。住宅着工数は予想以上に低下したが、不動産市場の底は固く大手建築株は上昇

2016/12/20    火

ロシア大使がトルコで殺害され、ドイツではトラックによる事故が発生、中国による米国の潜水機の奪取など地政学的な不安定要因が顕在化。取引高は少ない中、マイクロソフト、インテルなどのテクノロジー株が堅調で米国の株式は上昇

2016/12/21    水

日銀がマイナス金利政策の維持を決め日本円は下落。米国では取引高が少ない中、キャタピラやナイキが値を上げダウは史上最高値を更新。イタリアの銀行は再び上昇、ロイズがM&A関連で上昇

2016/12/22    木

米国の石油備蓄が予想以上となり原油価格は下落。中古住宅販売は堅調であったがREITは下落、金融株も弱い。欧州ではイタリアの銀行が予想とおりに資金を調達できない可能性が指摘され、スペインではモーゲージ関連の損失を銀行が補てんする判決があり、銀行株が下げ圧力となった

2016/12/23    金

米国は耐久財消費が予想以上に拡大。第3四半期のGDPは最終的に年率3.5%の上昇となり予想を上回ったが、個人所得は0.1%以下の上昇にとどまり米国市場ではSP500、ダウともに下落。欧州市場では、イタリアのモンテ・デイ・パスチが主要となる投資家を見つけられず史上最安値になる。資源関連も下落し、市場全体も下落

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