1月第1週の市況

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2018/1/2    火

米国では市場終了の最後の15分でマイナスの領域になった。アップルは旧型iPhoneのバッテリー問題で1.1%値を下げ、ゴールドマンサックスは新しい税制で50億ドルの利益が発生すると公表したが値を下げた。トランプ大統領は米国の郵便サービスはAmazonに対してもっと郵送料を値上げするべきと発言。Amazonの株価は1.4%値下がり。欧州市場では、FTSEが0.2%値を上げて史上最高値を更新

2018/1/3    水

米国ではアップル、アルファベット、マイクロソフトなどの大手IT銘柄が上昇し、NASDAQは史上初めて7000台を超えた。小売り関係は減税法案で恩恵を受けるとの見方から値を上げ、ヘルスケア、エネルギー、素材なども1%以上値を上げた。欧州では、英仏での新車や販売が苦戦で自動車銘柄が軟調。IAGによるLCCの買収によりルフトフハンザが値下がり

2018/1/4    木

米国市場はテクノロジー銘柄が堅調でSP500は初めて2700を超える水準に上昇。NASDAQ,DOWも史上最高値を更新。ISMサービス指数は堅調の上昇。欧州では、アルゴリズム投資などにも適用されるEuropean MiFIDⅡという投資ルールが適用となり、仏独市場では1%近く上昇した

2018/1/5    金

ユーロが上昇し米ドルが軟化。米国株式市場ではDOWが初めて25000を超え、NASDAQ、SP500も史上最高値を更新。ADPレポートは民間部門の雇用の堅調な上昇を報告。欧州市場では、PMIサービス指数が7年来の高水準となり、サンタンデール、BNPパリバ、INGなどの金融大手が上昇。また、米国の12月の自動車販売が堅調であったことからドイツの自動車メーカーが値を上げ、英国のFTSEも史上最高値を更新

12月第5週の市況

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2017/12/25    月

米国市場は休日前で薄商いであったが、ナイキが業績見通しが芳しくなく値を下げ、ユナイテッドヘルスケアは買収で値を下げた。主要な3つの株式指数はともに値を下げたが、個人消費は上昇し、資本財の受注も9か月連続で上昇するなど経済のモメンタムは堅調。欧州ではカタルーニャの選挙で再び独立派が勝利し、スペイン株式が軟化。ドイツ・フランスの市場は横ばい

2017/12/26    火

世界のほとんどの市場はクリスマスのため休場。米ドルとロシアルーブルが上昇。中国では共産党幹部が、2017年は6.8%、2018年は6.5%の経済成長を見込んでいると発言し、中国元は3か月来の高値水準となった

2017/12/27    水

リビアでパイプラインの破裂があり原油価格が上昇。そのおかげでシェブロンなどのエネルギー関連が上昇。台湾メディアが、アップルのiPhoneXの販売予想が下方修正されたと報じたことからアップルは2.5%値下がり。Boradcom、Sky works Solutionなどのサプライヤーも値を下げテクノロジー株が軟化。Kohl’s、JC Penny、Marcy’sなどの小売りは休暇シーズンの売り上げが堅調で値上がり。主要な欧州市場は祝日

2017/12/28    木

薄商いの中米国株式はほぼ横ばい。米ドルは下落し、原油価格は1バレル60ドルに達した後下落。欧州市場では2日の休日の後、iphoneXの芳しくない販売予測から、Microsystemsは7.8%の下落、Dialog Semiconductorも1.2%の下落。本年好調であったテクノロジー株には利益確定の動きもある。中国経済の堅調な成長予想から商品関連が上昇

2017/12/29    金

米国市場は薄商いの中、金融とテクノロジー株にけん引されて上昇。アップルはサウジアラビアへの投資を進めていることがわかり株価上昇。銅価格が上昇したことからフリー・ポート・マクモランが3.1%値を上げるなど金属関連も上昇。欧州市場では商品価格の上昇から商品関連のウェイトの高いFTSEが値を上げる