12月第4週の市況

2019/12/23    月

政治的には北朝鮮や香港に関する不安は残るものの、市場は米中貿易紛争が収束に向かっていることに楽観的になっている。米国市場では、先物・オプションの清算日に当たり市場での取引高は急増したが、11月の個人消費が増加したこともあり、主要指数が史上最高値を更新。個別銘柄では北米での売り上げの伸びが予想以下となったNikeが1.2%値を下げる。欧州市場では、英国のジョンソン首相が議会の提案するスムーズなBrexitを承認する方向に変わり市場は最高値を更新。イタリア市場が堅調で、公益株のEnelはMoodys’がラテンアメリカでの見通しを引き上げ株価上昇、前日に引き続き大手銀行の支払い部門を買収したNexiが続伸した

2019/12/24    火

欧米市場は薄商いの中、市場は値上がりした。米国ではトランプ大統領が週末に第1段階の米中協議はすぐに締結されるとコメントし市場が楽観視し、また、ボーイング社のCEOが辞任したことにより同株が2.9%値を上げた。737MAXが生産中止に追い込まれたことから、欧州では航空費部品メーカーが値上がり。米国の個別銘柄では、Apache Corpが同業のフランスのTotalとスリナムで開発に乗り出すことが公表され、同株は17.3%値上がり。欧州市場ではECB理事が低金利の逆効果について言及し、銀行株は値下がり。ドイツやフランスの株式市場は横ばいであったが、英国ではFTMCが0.8%の値上がりし堅調

2019/12/25    水

米国市場では薄商いの中、SP500とダウは値を下げたが、AMDが史上最高値を更新したこともありNASDAQは幾分値を上げた。共同創業者のKalanick氏が完全に会社との関係が切れたUber Technologiesは0.4%値上がり。不動産関係が値を上げ、産業銘柄は値を下げた。欧州市場では、ドイツ、スイス、イタリアなどの市場がクリスマスにより休日。ドイツのBMWは米国の証券監視委員会から査察を受けたと報じられた。スペインの銀行BBVAはスパイ容疑に関してECBがスペインの上級裁判所に資料請求をお行い、同株は0.6%値下がり

2019/12/26    木

欧米市場はクリスマスにより休日。中国市場はほぼ横ばい。3%以上値を下げた日産自動車などにより日本市場は下落

2019/12/27    金

欧州市場はクリスマス休暇で休場。米国市場では、薄商いであったが、マスターカードが米国の消費者がショッピングシーズンにより多くのお金を使っているとレポートし、Amazonは4.4%の大幅な上昇。一般消費財はAmazonを筆頭に大きく上昇。737MAXの生産中止のボーイングは株価が0.9%下落。そのためダウは上昇したものの伸びは制限された。新規失業保険申請数も減少
 

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12月第3週の市況

2019/12/16    月

米中両国から第1段階の貿易協議が合意されたことが公表された。米国は12月15日から予定していた中国からの1600憶ドルの輸入品に対する追加関税を撤廃。アップルは1.4%値を上げた。個別銘柄では、収益が予想を上回ったAdobeが3.9%値を上げたが、Oracleは売り上げが予想に届かず3.8%の値下がり。欧州市場では英国の総選挙で保守党が勝利したことから、市場は史上最高値近辺まで上昇。英国では国内株中心のFTMCが3.4%値を上げ、独のDAXも0.5%上昇。Brexitに感応度の高いeasyJet,Ryanairなどが値を上げたので、旅行・レジャー関連も上昇

2019/12/17    火

米中協議の進展が欧米市場を史上最高値まで引き上げた。中国で、先月、小売りと工業生産が増加したことから、銅や原油価格が上昇。さらに、アップルが1.7%値を上げる。欧州市場では英国の総選挙が英国の株式指数FTSEを押し上げた。外需企業のブリティッシュ・アメリカン・タバコ、Glencore、BHPなどが2~3%程度値を上げ、Brexitのリスクが低下したことからRBSやバークレイズといった銀行株も値下がり。ただし、ドイツは、景況感指数の個人部門が下落したということでDAXの上昇は1%弱にとどまった。個別銘柄ではTullow Oilが格下げになり10.2%の値下がり

2019/12/18    水

米国では、新規住宅着工と工業生産のデータが予想よりも良かったことを反映して市場は最高値を更新した。個別銘柄ではHome Depotが1%値を上げ、ライバルのLowe’sは0.6%値を下げた。Netfliexはアジア太平洋地域での視聴者数の伸びが公表され株価は3.7%上昇。アップルも昨日に引き続き続伸。EUでは株式市場が値を下げた。販売が予想以下になったユニリバーが6.4%株価が下がり、ジョンソン首相がBrexitの2020年を超えて引き延ばしをしない意向を示した英国では、銀行株を中心に値下がり。ただし、外需依存度の高いFTSEはポンド安が貢献して横ばい。国内株中心のFTMCは値下がり

2019/12/19    木

米国ではトランプ大統領に対する弾劾決議がされたが、市場には大きな影響を与えていない。市場では、Fedexが2020年の収益予想を下方修正し10%株価を下げた。そのため、SP500は幾分値を下げることになった。一方、Facebookgはドイッチェバンクが目標株価を引き上げたために2.1%株価上昇。NASDAQは昨日に続いて上昇。欧州市場では、英国のジョンソン首相が2020年12月にBrexitの期限を決めたことに対する懸念から幾分株価が下落。英国では国内株中心のFTMCは値を下げ、ポンド安の恩恵を受けたFTSEは値上がり。ボルボはトラック部門をいすゞに売却したために株価が3.6%上昇

2019/12/20    金

米国のムニューシン財務長官が米中協議は1月の初旬に締結されるとのコメントを公表したほか、市場を動かすような情報はなかった。欧米市場ともに小幅な値上がり。米国市場では、食品メーカーのConagro Brandが売り上げ・利益ともに予想を上回り15.9%の株価上昇となった。IT関連のマイクロン・テクノロジーは2020年に業績が回復するとの見通しを公表し株価が2.8%上昇。バークレイズから評価を引き上げられたシスコ・システムズも2.7%の値上がり。欧州市場では、ヘルスケアと石油関連が市場をけん引したが、個別銘柄ではイタリアの支払いサービスのNexiが大手銀行の支払い部門を買収することが公表され4.7%値を上げたほか、スイスの化学会社Clariantは米国のPolyOneを売却すると公表し2.1%値上がり

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