ファンドの尺度~資金の流出入

ファンドにお金が流れ込んでいるのか、逆に、ファンドからお金が流失しているのか?ファンドを購入するときに大切な指標になります。

海外では、スマートマネー(かしこいお金)効果といって、資金が流入しているファンドはパフォーマンス(運用成果)が高く、資金が流失しているファンドはパフォーマンスが悪いといわれています。

「FP-MIRAI 倶楽部 主要ファンド分析」レポートで取り上げている8つのファンドについて調べてみました。1年前の資産残高に1年間の騰落率をかけて資産残高の推定値を計算します。その推定値と実際の資産残高を比較してみるのです。結果は、表のとおりです。

解約がなくても、分配金で再投資されない金額や税金で差し引かれた金額はファンドの外に出ていきますから純資産残高は減ってしまいます。REIT関連のファンドは収益分配金の割合が高いので、少し減少額が高く出てしまうことは考慮する必要があります。

終身保険と定期保険+投資信託はどちらがお得か

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個別ファンドの表示は図ようなものにしようかと思っています。これでA4サイズの半分です。

購入時手数料の部分は書き方が難しいのですが、やはり、上限表記にしておきます。これは、運用会社は目論見書で購入時手数料の上限のみを設定し、その範囲内で各販売会社が手数料を自由に設定しているためです。

ファンドを比較をするときには、代表的な販売会社を一つ選択して、その会社の手数料を使用します。京都中央信用金庫を参考にして2.16%としています。ちなみに、しんきん3資産ファンドの場合、チェックした信用金庫はすべて2.16%の購入時手数料の設定でした。高いですねぇ。

ひょっとして「取次金融機関は、独自に販売手数料が設定できず、すべて信金中央金庫の設定するレートを使わなければならない?」と思ったりします。もし情報をお持ちの方がおられれば、こちらからお知らせください。