ボタン一つの計算は占いレベル

保険会社のウェブサイトや雑誌の特集などでは、性別・世代・家族構成などの情報を入力すると、お勧めの保険と保険金額が計算されるものがあります。占いと同じ程度と思っていただくとよいでしょう。

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本当に必要な保険金額を求めるのであれば、過去の情報ではなく、将来の情報が必要になります。しかし、将来のことは、当人を含めだれにもわかりません。だから、いろいろと状況を変えて試算してみる必要があります。

現在の情報だけ入力してボタン一つで計算された保険金額は、占いと同じレベルと思えばよいでしょう。もっとも、占いが好きな人には向いているのかもしれませんが・・・

状況により必要保障額は変わる

収入と支出の見積もりは状況により変動するため、一般的な話から一歩踏み込んで考えてみましょう。
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住宅ローンには、団体信用生命保険がついている場合が少なくありません。この場合、世帯主が亡くなると、住宅ローン債務は保険が返済してくれることになります。将来の支出金額が大きく減少することになります。

一方、教育費はまちまちです。世帯主が死亡しても同じ教育水準を維持するのであれば、保険に求める保険金額は大きなものになります。