11月第3週の市況

2016/11/14    月

OPECの10月の生産量が史上最高に達し石油価格が下落、金属価格も下落して欧州市場は下落。ただし、好決算のBMWが自動車株を押し上げた。米国でも引き続きインフレ上昇の予想から公益株や消費関連株が軟化。ダウは史上最高値になったが、SP500は下落

2016/11/15    火

トランプ次期政権からメリットを受けるとして欧米市場で銀行株が値を上げ、米国ではアップルなどテクノロジー株が弱い。双方で相殺して市場はほぼ横ばいであったが、ダウは市場最高値を更新。欧州では金利引き上げによる影響を受ける公益株、金価格の下落とともに資源株などが下落

2016/11/16    水

OPECの減産に向けての合意に期待が集まり原油価格が上昇。最近、金利期待感から値下がりが続いていた債券価格が下げ止まり、その反動で、欧州では公益株や不動産株が上昇。米国では、NY地区の製造業指数や小売りの販売統計が好調で、ダウが史上最高値を更新し、米ドルは円に対して値上がり

2016/11/17    木

Fedの12月での利上げの可能性が高くなったとしてイールドカーブがフラット化。ドル高。米国の石油供給が増加し原油価格は下落。昨日まで堅調であった銀行株は利益確定売りから欧米市場で軟調。一方、アップルなどはリバウンドし、NASDAQは値を上げ、ダウとSP500は低下

2016/11/18    金

米国ではイエレン議長が利上げが間近であることを明言し、債券価格は下落、米ドルと恩恵を被る銀行株が堅調。SP500は史上最高値付近まで値を上げる。欧州では12月のイタリアの国民投票を前に政権が不安定になり銀行株が軟化。資源・エネルギー株に下支えされ欧州株式全体では上昇

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保険金受取人の変更ができない理由

保険金受取人は変更できます。だから、時が経つのに応じて保険金受取人を変更しておきましょうというのは簡単です。でも、本当に保険金受取人の変更が必要なとき、だれがそのことを教えてくれるのでしょう

保険代理店は教えてくれません。正確にいうと、あなたが聞くまで教えてくれません。なぜなら、保険の手数料は新規契約を締結した(保険に加入した)時に支払われて、それ以降のサポートには支払われないからです。

銀行であっても、いわゆる、保険のおばちゃんであっても、〇〇〇プランナーであっても同じです。すべて報酬体系は同じ。新しく保険を売って手数料を受け取るしくみです。保険金受取人の変更を取り扱ったからといってお金が入ってくるわけではないのです。

図4 保険金受取人の変更をサポートする人がいない

きっと、近い将来、新しく保険に加入する時と同じくらい、保険のメインテナンス(保険業界では「保全」という言葉を使います)も注目されることになると思います。そして、残念ながら行政からの規制という形でそれが実現しそうに思います。

wakariyasuilogo