2月第4週の市況

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2018/2/19    月 

米国ではダウとSP500がわずかに値を上げ、ここ5年間で最高の1週間の値上がりとなった。前回の大統領選でトランプ陣営に加担したとしてロシア人とロシア企業が起訴される。個別企業では、ジョンソン&ジョンソン、ファイザーなどが値を上げた。欧州市場では、2017年に史上最高の売り上げと利益を創出したルノーや予想以上の配当となったEDFなどがけん引して市場は上昇

2018/2/20    火

米国と中国市場は祝日。欧州市場では金融株とアルセロールミタルなど米国に生産拠点のある企業が値を上げたが消費耐久財関連が軟調。株式市場が回復したことと中東での緊張により原油価格が上昇。米ドルも値を上げた

2018/2/21    水

米国市場ではウォルマートが業績不振で1988年以降最大の下げを記録。ターゲットやKrogerなどの小売り関連も値を下げ、市場全体も値下がり。米財務省は1790億ドルの国債を売却。欧州株式はHSBCが予想外の悪い決算を公表し金融関連が軟調であったが、エネルギー関連などが堅調で市場は上昇。

2018/2/22    木

FOMCの前回の議事録が公開され、Fedが利上げのスケジュールを早めるとの観測から米ドルが上昇し、米国債のイールドは2.9%を超えるようになった。中古住宅販売が思ったほど芳しくなく不動産株が軟化。また、金利に感応度の高い公益株や通信株などが軟化。欧州株式も値を下げていたが、10億ポンドの自社株買いを表明したロイズ、通年尾利益が史上最高となったGlencoreがけん引して市場は回復

2018/2/23    金

米国市場ではドルが値下がりし国債が上昇。株式市場は何とかプラスを保った。原油価格が上昇しエネルギー関連が値を上げた。英国では第4四半期の経済成長が予想以下となりポンドが下落。ドイツでは1月のIFO指数が予想以外に低下。金融関連が堅調で市場をけん引し市場は上昇。利益をすべて配当に充てるとしたバークレーズが大きく値を上げ、フランスのAXA、ベルギーのKBGも好調な業績から値を上げた

2月第3週の市況

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2018/2/12    月

米国株式市場では、マイクロソフト、アルファベット、FBなどのIT大手銘柄が大きく値上がりし株価回復。原油価格は値を下げたためエネルギー関連は値を下げる。市場のボラティリティを示すVIX指数は下落したものの昨年平均の約3倍の水準で推移。欧州市場では引き続き株価下落。こちらもボラティリティ指数はBrexit以来の高値水準に

2018/2/13    火

トランプ政権が2000億ドルを超えるインフラ整備を含む2018年の財政プランを提示しすべての業種で株価が上昇。アップルが4%、アマゾンが3.5%とIT銘柄がけん引する形で、ダウ、SP500、NASDAQともに大きく値を上げた

2018/2/14    水

前日に引き続きアップルやアマゾンは続伸。業績が好調であったアンダーアーマーも上昇。Henry ScheinやPattersonはFDAから始動を受けることになり株価が大きく下落。欧州では市場が低迷。ベルギーの通信会社Telenetは大きく値を下げる

2018/2/15    木

パウエル新Fed議長が市場に多少の混乱があっても利上げをする方針を表明し、消費者物価指数の伸びは予想を超えたためにイールドは2.9%を超える水準にまで上昇。FB、アマゾン、アップルといったFANNG銘柄を中心に市場は大きく上昇。原油価格は60ドルを超える。欧州市場でも株式市場上昇

2018/2/16    金

日本円は15か月ぶりの高値水準となり、イールドはほぼ2.9%で横ばい。注目された生産者物価はそれほど上昇しなかった。アップルはさらに大きく株価を上げ、シスコも大きく上昇。IT大手にけん引されて主要な株価指数はそれぞれ上昇。欧州市場では景気循環株にけん引されて市場が上昇