データから考える生活支援世帯の家計の現状

図表1 家計の支出

家計調査(総務省・統計局)のデータには、定期収入5分位のデータがあります。

定期収入で並び替えを行って、5つのグループに分けるわけですね。そのうちの、一番下の(定期収入が最も低い)グループの支出データをグラフにしたものが上図です。

ちなみに、収入については下図のとおりです。

図表2 家計の収入

勤め先の収入の割合が低いのが特徴です。これは、公的な各種手当が入っているためだと予想できます。

ところで、図表1に直接税とあります。直接税の内訳は、所得税、住民税、固定資産税です。社会保険料には、健康保険料、介護保険料、雇用保険料、厚生年金保険料などが含まれます。

固定資産税はどこに分類される??

ライフプランニング統合ソフト「FP-MIRAI」の講習会で、家計調査の話をさせていただきました。

その際、「固定資産税はどこに分類される?」という質問をいただきました。

全然、考えていなかったのですが、言われてみれば金額は小さくないので確認したいですね。

そこで改めて、総務省統計局の「 家計調査のしくみと見方 」という冊子で確認しました。

固定資産税は、直接税として、所得税や住民税と同じ項目に含まれている

そうです。所得税、住民税、固定資産税が直接税の3本柱のようねです。