11月第2週の市況

2016/11/7    月

欧米市場ともに長期的な市場調整期になっている。米国では、9月労働統計が公表されたが就労人口の増加は予想以下で、金融、エネルギー、消費の各セクターが下落。欧州では、米国でクリントン陣営から薬価見直しの動きがあることから製薬株が軟化

2016/11/8    火

FBIがクリントン氏のEmail問題が罪にならないと断言し欧米市場で株価上昇、債券・金価格が下落。メキシコペソも上昇。個別企業ではマイクロソフト、JPモルガンなどが大きく伸び、欧州ではHSBC、BNPパリバ、ドイッチェバンクなどの主要行が大きく上昇

2016/11/9    水

クリントン氏の勝利の可能性が高まったとして、連日、欧米市場では株高。日本円、スイスフランなどの安全資産通貨は値下がり。欧州では昨日に続き、クリントン氏の勝利で恩恵を被るとみられる銀行・資源株が堅調。英国ではPrimarkがBrexitの恩恵を受けて利益が予想を超える

2016/11/10    木

トランプ氏の大統領選挙勝利によって欧米市場は当初混乱したがその後株高に移行。金や債券、日本円、メキシコペソが下落。欧米市場ともに共和党のトランプ政権の恩恵を被るとして銀行、国防、インフレ関連株と、民主党政権からの価格引き下げ圧力が減少する製薬株が上昇。メキシコに依存の強い株式は軟化

2016/11/11    金

トランプ政権への期待感から米国、欧州共に同じような動き。産業、鉱業関連株はトランプ政権が景気浮揚策をとるとるとみて上昇。一方、高インフレになると予想されることから、債券価格が下落、公益株とREITが値下がり。米ドルが続伸し、メキシコとブラジルなどの市場は大きく影響を受ける

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11月第1週の市況

2016/10/31    月 

米国市場では第3四半期GDPが年率2.9%増となり当初市場は値を上げたが、クリントン氏に対するFBIの捜査が報じられると値を下げた。個別銘柄ではAmazonが大きく値を下げた。欧州市場では方向性のない市場となり個別銘柄の動きがあっただけ。市場は軟化

2016/11/1    火

OPECが減産の合意に至らず欧米市場でエネルギー関連株が下落、ロシアルーブルも下落。米国では市場はほぼ横ばい、原油価格下落からインフレ懸念が遠のき債券価格が上昇。欧州では、エネルギー株のほか、UnitCreditsやRBSなどの金融株が値下がり。市場全体も軟化 “11月第1週の市況” の続きを読む