3月第4週の市況

2017/3/20    月

Fedの利上げとオランダの選挙の後、値動きの要因の少ない市場となり、ボラティリティー指数が低下。米国ではFedの利上げ見通しが緩やかなことを受け引き続きイールド低下。銀行株が軟化してSP500は少し値を下げる。欧州では引き続き株式指数が上昇

2017/3/22    水

米国で木曜日に投票されるオバマケアの廃止案が成立しなければトランプ政権の減税・景気刺激策に影響を及ぼすという政治的なリスクが欧米市場の株価を引き下げた。国債のイールドが低下し、米国の銀行株は2.6%と大きく値下がり。欧州ではフランスの大統領選で極右勢力が後退し銀行株は大きく値を上げる。

2017/3/23    木

市場では引き続きトランプ政権が減税・景気浮揚策を採れるのか注目が集まり、円や金などの安全資産に資金は避難。イールドが低下し欧米市場では引き続き銀行株が弱い。オランダINGは当局の検査が入り大幅安。米国ではテクノロジー株が強く、市場全体は幾分上昇

2017/3/24    金

米国でヘルスケア関連法案の投票を延期したことから株式市場にマイナスの影響。銀行株は上昇したが、グーグルは値を下げ、テクノロジー株全体も軟化。米ドルは横ばいであったが、国債と金も値を下げる

3月第3週の市況

2017/3/13    月 

米国では労働統計が堅調で株式市場は上昇。ECBが債券購入プログラム終了前の金融引き締めに言及したことからユーロがドルに対して値を上げる。欧州市場では、公益株や輸出関連株が値を下げたが、銀行株が大きく値を上げて市場は上昇

2017/3/14    火

Fedの会合を前に10年物イールドが2.6%をこえ、国債は下落。中国経済の改善が見られたことから金を含む金属価格が上昇。原油価格は48ドル以下となり米ドルが軟化

2017/3/15    水

サウジアラビアが原油の減産を縮小したため原油価格が下落。欧米市場でエネルギー関連株が軟化。Fedの会合とオランダの選挙を前に不安定要因が増加。ボラティリティ指数が上昇。英国ではEU離脱の承認が得られたため英ポンドはBrexit以降最低の水準にまで低下

2017/3/16    木

FOMCが予想とおり0.25%の利上げに踏み切り、年内3回の利上げ方針を維持。米国では金融株以外は上昇。イールドは2.5%以下に低下し国債は値上がり。欧州ではオランダの選挙の出口調査で与党側が勝利。ユーロは上昇。原油価格も上昇

2017/3/17    金

欧州ではFedの利上げとオランダで与党政権が政権を維持したことから株価は2015年半ばの水準にまで上昇。米ドル下落により資源関連株が大きく上昇。米国では、原油もン下がりし、SP500は値を下げる。特に、トランプ政権の政策によりコスト負担を強いられると予想されるヘルスケア関連が軟化