5月第3週の市況

2017/5/15    月

米国では4月の小売販売が上昇したが、消費者物価も0.2%上昇し、ここ1年で見れば消費者物価は2.2%上昇したことになる。四半期の業績が芳しくなかったJ.C.PennyやNordstromなどのデパート関連が大きく値を下げた。

2017/5/16    火 

ロシアとサウジアラビアが原油の生産調整で合意し原油価格が上昇。米ドルは値を下げ、資源関連株が値を上げる。SP500もNASDAQも史上最高値を更新。素材、建築関連が堅調。生産者の信頼感指数も上昇

2017/5/17    水

SP500は日中史上最高値を付けたがその後値を下げた。一方、AMD Micro Divicesが12%値を上げ、テクノロジー株は上昇してNASDAQは上昇。イールドが低下して金は上昇。欧州では銀行や製薬株が値を下げたが、全体としてはほぼ横ばいの動き

2017/5/18    木

トランプ大統領がFBIのコミー長官を罷免したことから市場は大きく影響を受け欧米株式市場は軟化。米国では10年国債のイールドが2.22%にまで低下し、金が上昇、米ドルは対円、対ユーロで大きく値を下げる。株式市場では銀行株の下落が最大。欧州市場でも影響を受け銀行株を中心に株値下がり。フランスではグリーンアクティビストが環境エネルギー相に任命され、EDF株が大きく値下がり

2017/5/19    金

米国では政治的な混乱はありVIX指数は高いものの中東部地区の製造業指数が予想外に好調で株式、米ドルともにリバウンド。通信、テクノロジー、消費財などが堅調。ブラジルではTemer大統領が贈収賄で訴えられ株式市場は8.8%の下落。欧州市場でもブラジルへの輸出が大きいCasino、テレフォニカ、テレコムイタリアなどが値を下げ市場全体も下落

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5月第2週の市況

第1週の情報はこちら

2017/5/8    月

米国の労働統計が公表され就労者数の増加は予想以上、失業率も低下してSP500、NASDAQは史上最高値を更新。賃金上昇は緩やかであったことから、債券価格は横ばい。原油価格がリバウンドしてエネルギー関連が堅調

2017/5/9    火

米国の3月の消費支出の伸びは緩やかで、工場出荷も予想以下。財務省が30年超の国債の発行に前向きなコメントで、イールドは上昇。トランプ大統領が銀行を投資銀行と商業銀行に再分割することを考えている発言。NASDAQは史上最高値を更新したがほかの株式指数は下落

2017/5/10    水

原油価格が下落し、素材関連が軟化。SP500は値を下げたがNASDAQは史上最高値を更新。Fed高官が利上げについて強気な発言をしたことからドルは値上がり。欧州株式は、David CampariやNetsといった企業の興行性が市場を上昇させた

2017/5/11    木

米ドルが下落、原油価格は上昇し、米国株式は上昇した。ダラス連銀の総裁が今年の利上げのペースに言及し、金が下げ止まり上昇した。エネルギーとテクノロジー株が堅調。VIX指数は低いまま。欧州ではギリシャ株式が上昇し、ギリシャのイールドが低下。INGやドイチェバンクなどの銀行株も堅調

2017/5/12    金

米国債と金は上昇。米国株式は、Marcyが値を下げたこともあり、小売り関連株が軟調で市場全体も値下がり。原油価格は48ドル超まで値を戻し、欧州株式はスペイン株を中心に値を下げる