要介護の原因は

私たちは、「認知症⇒要介護」という図式を考えがちです。しかし、要介護状態になるのは認知症だけとは限りません。

要介護状態になる主な原因を上位5つ挙げると、(1)脳卒中(2)認知症(3)高齢による衰弱(4)関節疾患(5)骨折・転倒になります。

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グラフは、介護保険の要介護度に応じて記載されています。介護保険は、2つの要支援と5つの要介護の状態に区分されます。数字は大きくなる方が程度が重く、要支援より要介護のほうが程度が重くなっています。

程度が軽いケースでは高齢による衰弱や関節疾患、程度が重くなると脳卒中の割合が高くなっています。

壮年期&介護

縦軸に保障の内容、横軸に年代をとった必要保障マップで、壮年期における介護保障を考えてみましょう。結論から言えば、民間の介護保険で解決できる部分は大きくないけど、介護保険に加入しておくと効果があるといえます。

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介護保険には、公的介護保険もあります。公的介護保険は、40歳になると加入します。つまり、40歳以下は公的介護保険の保障の対象ではありません。そして、公的介護保険も40歳から64歳までの人(第2号被保険者)については、保障の対象となる疾病が決められています。例えば、がんで要介護状態になったとしても、回復の見込みがないと判定されなければ保障の対象にはならないのです。