医療保険で考えておきたいこと

入院というリスクと保険いついて考えてみましょう。 お金が必要になるのは、(1)入院する時(2)入院中(3)入院後の3つの段階に分かれます。

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実は、民間の医療保険で考えておきたいことの焦点は、(1)と(3)なのかもしれません。これは、青年期&医療保障のときに解説したことと重複します。

なぜなら、入院による治療の段階では、公的医療保険による給付が充実しているからです。現在の、民間の医療保険の位置づけは公的医療保険の補完です。公的医療保険でカバーできない部分をカバーすることを考えましょう。

入院日数は減少している

医療保険で考えてほしいことは、入院日数は減ってきているということです。かつては長期入院になると大変ということで加入していた医療保険ですが、現在では長期入院の可能性は減っています。

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民間の医療保険の給付の中心は、入院日数に比例した給付です。入院日数が減少すると受けられる給付も減少したのです。そこで、民間の医療保険では短い入院にも給付を行うようになりました。『日帰り入院でも保険が使えます』というものですが、日帰り入院で保障を受けることの意味はもう一度考え直してみなければなりません。