必要保障額の考え方とライフプラン分析~その1

世帯主が死亡したらいくら保険金が必要になるのかを示す金額が必要保障額です。この必要保障額を計算する方法はたくさんあります。残念なことに、通常、保険会社の営業職員などが必要保障額を計算するときには、その金額を高く見積もる傾向があるようです。この金額が上がると、保険料も高くなります。私たちは、保険の見直しというと、保険商品を比較して安い保険を探そうとしてしまいますが、それでは保険料はあまり安くなりません。もっと効果的なのは、必要保障額を正確に見積もることです。そうすることによって保険料はもっと引き下げられます。そして、そのためには、ライフプラン分析が不可欠になってくるのです。

シニアライフプランと資産運用(後半)

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ライフプランから逆算して、資産運用の目標が建てられたなら、その目標が達成可能なものか確認する必要があります。その際、運用できる利回りが必要になりますが、利回りの設定も実行可能な範囲で検討するようにします。特別な資産運用を考えなければ、投資信託が最も一般的な運用手段です。投資信託の分析に基づいて利回りを設定します。

この際、利回りは、あまり楽観的過ぎず、あまり悲観的過ぎず、長期的に達成されそうな水準を考えます。そして、リスクを勘案してそのプランが受け容れられるのかも検討します。

ライフプランニング統合ソフト「FP-MIRAI」では、リスクの分析には「資産運用失敗シミュレーション」が装備されており、実際のファンドの分析には、毎月のファンドレポートが利用できます。さらに、投資家の運用に関する態度や戦略をまとめるために、ロボアドバイザー機能「ファンドのMIRAI」が用意されています。