家計の節約は保険料の節約

家計の節約に興味がないという主婦の方はほとんどいないでしょう。家計の節約を考えるときに、節約して効果があるものは、金額の大きな項目です。通信費などと並んで、保険料は、最初に家計の節約の対象として考えられるものです。

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ところで、保険料の節約は既にかなりのところまで進んでいると考えられます。2000年当時、4万円を超えていた世帯の保険料支出は、15年を経た現在、2万5千を切るところまで下がってきています。この期間、保険料は約4割削減されていたのです。

保険の見直しを考えるのであれば、2万5千というのはよい目標になるでしょう。介護も気になる、医療保障もほしい、老後保障も外せないという状況で、死亡保障の優先順位をもう一度考えるとよいのではないでしょうか。

死亡保障が必要になる時期

結婚してから退職の時期まで右肩上がりで増加していき、退職を境に資産を取り崩してエンディングを迎えるというのが、家庭の資産の一般的な傾向です。このことを頭に入れて死亡保障を考えるとよいでしょう。

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壮年期、資産はまだ十分に積み上がっていません。いざというとき、公的年金から一定分の遺族保障を受けることができますが、子どもが小さいのであれば相応の死亡保障が必要になります。そして、この死亡保障は、こどもの成長に応じて逓減していきます。

一方で、高年期には残すための資産としての死亡保障のニーズが生まれます。税制上のメリットがあること、受取人を指定できることが、生命保険に加入する理由です。

しかし、中年期には、死亡保障のニーズはほとんどありません