資産運用で考えたいこと~その2

資産運用を行う

資産運用で考えたいこと<つづき>

ファンドを選ぶときに参考になるのが、各種レポートです。ファンド には、

  1. 目論見書
  2. 運用報告書
  3. 月次レポート

の3 つが用意されていることが普通です。そして、「1. 目論見書」と「2. 運用報告書」は法律で決められたレポートです。目論見書には、その名前のとおり、そのファンドのもくろみ(どういうものに投資して、どのよう に資産を増やしていこうと思っているか)が書いてあります運用報告書は、少なくとも1年ごとに、ファンドの運用の成果を投資家に報告するものです。どちらも、読みこなすにはかなり労力が必要になります。

その点、おすすめなのが「3. 月次レポート」です。これは法律で求められている文書ではありません。ファンドの運用について1 か月ごとに投資家にお知らせするものです。比較的、わかりやすく書かれているので参考になるでしょう。

資産運用で考えたいこと~その1

資産運用を行う

資産運用で考えたいこと

ライフプランニングの一部として資産運用を考えるときには、3 つのポイントを確認するとよいでしょう。

  1. バランス型ファンドに投資すること
    ライフプランニングの一部として資産運用を考えるならば、運用期 間は数十年に達します。その間、できるだけリスクを抑えて運用するためには、複数の資産クラスに投資するタイプのバランス型ファ ンドが適しています
  2. シャープレシオの高いファンドを選ぶ
    リスクを採ったのであれば、そのリスクに見合うだけのリターンを 得られるようなファンドを選びましょう。シャープレシオはファン ド選びの目安になります
  3. 購入時手数料・信託報酬の安いファンドを選ぶ
    購入時手数料は取扱金融機関により異なります。金融機関・ファン ドごとに手数料を確かめましょう。信託報酬は、ファンドにより異なります。手数料の安いファンドを選ぶようにしましょう

これらの3 つのポイントを見失わないようにして、ファンド選びをすれ ばよいのです。

図1.23 資産運用のノウハウ