学資保険を投資信託と比較すると

学資保険は投資信託と比較されることが多いと思います。そして、貯蓄機能という点だけを取り出してみれば、多くの場合、学資保険は投資信託より劣後するでしょう。

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その理由の一つは、死亡保障を提供しているからです。死亡保障のコストが貯蓄機能を低くします。そして、円建て保険の資産運用は、日本国債に依存しています。そのため、利回りが低く資産の増加という点では魅力が乏しいのです。

一方、投資信託は内外の株式や不動産などで運用されるものが多く、学資保険より高い利回りが期待できるのです。少ない金額で積立金を準備したいのであれば投資信託を考えてみてはいかがでしょう。

 

学資保険と預貯金を比較すると

学資保険は預貯金と比較するとその特徴が際立ちます。親が途中で死亡したと考えたとき、学資保険では保険料は支払ったものとして取り扱われますから、保険金は当初考えていたとおりの金額を受け取ることができます。

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一方、預貯金ではその時までに積み立てられていた金額に親が死亡してからの利息が積み上がるだけです。

保険募集では、「貯蓄は三角、保険は四角」と言って保険の死亡保障機能を表現しています。学資保険の場合は、四角になるほどの死亡保障はありませんが、将来の保険料の支払いを保障するという意味で死亡保障機能がついています。

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