12月第5週の市況

2020/12/28    月

欧米市場はクリスマスのため休場

2020/12/29    火

米国では、トランプ大統領が2.3兆ドルのコロナウィルス支援策に署名することになり市場は好感。薄商いながら、主要3指数は上昇。航空業界ではこの支援策により追加で150憶ドルの支援を受けられることになり株価上昇。レジャー関連では、ロイヤル・カリビアンクルーズ、カーニバル、ノルウェイジャン・クルーズなどが3%以上株価上昇。ロッキードマーティンはF35戦闘機を123機出荷し、これは予想範囲の上限にあたり株価上昇。英国市場はボクシングデーで休日であったが、欧州市場では株価は値上がりし、特にドイツでは史上最高値を付ける。ドイツの食品デリバリーDelivery Heroは韓国の部門を売却することになり株価は9.1%上昇。英国への車の主要な輸出元であるドイツでは、EU-英の貿易協定がまとまったことを受け、自動車株が上昇

2020/12/30    水

米国では方向性のない市場となったが、共和党の上院リーダーのマコネル議員が所得補償を600ドルから2000ドルに直ちに引き上げることを拒否し市場は幾分値を下げることになった。将来の景気に対する不安から小型株のほうが下落幅が大きい。インテルはアクティビストのヘッジファンドから総合的な部品メーカーとしていくのかどうか戦略的な判断を求められ同株は4.9%上昇。ゴールドマンサックスが目標株価を引き上げたSnapは6.2%値を上げる。欧州市場では株価が上昇し、Brexitが協定泣き離脱にならなかったことから英国とアイルランドの株式市場が上昇。英国のイーコマース会社Hut Groupはターゲット傘下のオンライン小売のDermstoneを3500憶ドルで買収することになり株価上昇。アストラゼネカは英政府から数日週にワクチンの緊急使用の承認が得られる見通しとなり3.3%株価上昇

2020/12/31    木

米国市場では、トランプ大統領と下院は600ドルの給付を2000ドルに引き上げる支援案に賛成したが、共和党のマコネル上院議員が直ちに承認することを拒否。市場では投資家が堅調であったテクノロジー株から景気循環株へシフトする。それでもNASDAQを含めて主要3指数はいずれも値を上げ、DOWは史上最高値を更新。マスターカードはブローカーが目標株価を引き上げたために2.6%上昇。欧州市場では、アストラゼネカが英国政府からワクチンの緊急使用の承認を得たが、Rio Tinto,Anglo Americanなどが値を下げて英国のFTSEは下落。ドイツのDAXも値を下げたが、欧州市場全体では値上がり。スペインでは銀行間同士の合併が進む。ワクチンの承認が相次ぎ旅行・レジャー株は株価上昇

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12月第4週の市況

2020/12/21    月

米国市場では主要3指数がいずれも下落。TeslaはSP500に新規加入する銘柄で史上最大の時価総額となり、株価は上昇。FeDexは2021年の売り上げ予想をあきらめ、株価は5.7%の下落。欧州市場では、英国とEU当局が年末のBrexitの前に課題が山積みであることを公表し市場は落胆。株価は下落。ドイツ市場ではDAXは0.8%値を下げたが、企業のビジネス状況が好転しているとしてIfo指数はは上昇。ブリティッシュエアウェイズなどを傘下に持つIAGはスペインのAir Europeを5億ユーロで買収し、株価は2.1%下落。ドイツのフィリップスはBoi Telementryを28憶ユーロで買収することとなり、株価は1.7%上昇。そのほか、フィンランドの塗料会社のTikkurialaは米国のPPG Indusriesから買収提案を受け、株価が60%以上上昇

2020/12/22    火

米国では、Fedがストレステストの結果を公表し自社株買いや配当の制限を緩和したために銀行株が上昇。そのためダウは値を上げたが、英国の変化型コロナウィルスのニュースにより市場は値下がり。議会では9000憶ドルのパッケージについてようやく合意がなされる。Teslaは正式にSP500の銘柄になり1.69%のウェイトを占める株になったが株価は6.5%の下落。ロッキードマーチンはロケットエンジンのAerojet Rocketdyneを44億ドルで買収。ロッキードマーチンの株価は1.9%下落。欧州では、英国のウィルスのニュースで各国で規制が強化され株価は下落。ポンドが値下がったため、FTSEは1.7%の下落にとどまったが、独仏伊西の各市場では3%前後の値下がり

2020/12/23    水

米国市場では、議会が8920憶ドルの景気刺激策を通過させたが、毎日、21.4万人が感染している状態で市場は全体としては値下がり。ただし、アップルが2024年までに電気自動車を登場させると公表したため、同株は2.8%上昇し、それにけん引されてNASDAQは値上がり。製薬会社のAmgenはアストラゼネカと開発していたワクチンの最終段階での結果が芳しくなく、2.8%の下落。欧州市場で、アストラゼネカも1.5%の値下がり、。欧州市場では、EU当局者がBrexitについて合意までわずかとコメントしたことから、Brexitに感応度の高い銀行株とテクノロジー株を中心に値上がり。英国の第3四半期のGDP成長は予想より良かった

2020/12/24    木

米国市場では、新規失業保険給付申請者数が減少する一方で、消費支出が低迷。それでも、市場では景気循環株を中心に値を上げる。ダウやSP500は値を上げたが、NASDAQは値下がり。コロナウィルス対策のパッケージを含む2.3兆ドルのパッケージをトランプ大統領が拒否する可能性は残る。Fedは少なくとも2024年まで金融緩和政策を維持するとみられている。そのほか、米当局がファイザーにコロナワクチンを追加で1億本注文したことからファイザー株は上昇。欧州では、EU当局者がBrexitの合意が間近であると伝えたこともあり市場は上昇。英ポンドも上昇したためにFTSEの値上げ幅は限定的。ダイムラーはトラック部門を上場させる予定であることがわかり、同株は3.3%の値上がり

2020/12/25    金

米国市場ではクリスマスのため時短での市場となったがBrexitの締結やワクチン関連で市場は値を上げた。エネルギーのみ値下がりとなったがほかの10のセクターはすべて得上昇。アメリカン航空は一時解雇した従業員を呼び戻す計画を公表し1.4%の株安。Modernaは、英国の新型ウィルスにもワクチンが効果があると公表したが株価は5.3%値下がり。AltimmuneはFDAからワクチンの臨床試験に待ったがかけられ株価は3.9%の下落。欧州市場ではBrexitの条約締結に至ったことから市場は上昇。英国ではポンド高のためFTSEの上値は重かったが、中小型株は上昇。銀行についてもロイズとバークレイズが、それぞれ、4.0%と0.8%の上昇となった

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