資産運用を行う~その1

資産運用を行う

ファンドを探せ

次の作業は、期待リターン5%を満たしてくれるファンドを探すことです。ですが、知っておきたいことは、私たちの知りたい情報は、運用会社が提供してくれる資料には載っていないということです。

図1.17 に、通常のファンドのレポートに掲載されている“騰落率”と いう情報を載せてあります。騰落率は、現時点と1 ヵ月前の比較であったり、現時点と1 年前の比較であったりします。でも、私たちが知りたい情報は、『期待リターン』です。「長期的に考えて、平均すると、どのくらい資産が増えるのだろう」という情報が欲しいのです。しかし、そのような情報は運用会社から提供されていません。

図1.17 私たちの欲しい情報は
ファンドのレポートに載っていない

GPIFのポートフォリオ

GPIFのポートフォリオ

ポートフォリオについて質問を受けることがありますが、参考にするとよいポートフォリオの一つは、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のポートフォリオです。

GPIFは、みなさまの、公的年金の資産運用を行っている組織です。

 

リスク軽減と高いリターンの獲得を考えるのであれば、どのようなポートフォリオの考え方は大切です。