レポート「ファンドのMIRAI【2019年4月号】」を送付しました

レポート「ファンドのMIRAI【2019年4月号】」を送付しました。送付メールから一部抜粋して公開します。

 

ファンドの分析は、ぜひ、↓↓【資産クラスごとの市況】↓↓を参考にしながらご覧ください。

4月の市場はわかりやすい構図になりました。欧米の株式市場が堅調だったため、米国株式や欧州株式、あるいは、新興国株式に投資しているウェイトの高いファンドのパフォーマンスが好調でした。レポートに掲載しているファンドの中ではセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドが最もよいパフォーマンスになりました。興味深いのは、2番目にパフォーマンスがよかったのは、グローバル財産3分法ファンド(毎月決算型)一番パフォーマンスが悪かったのはしんきん3資産ファンド(毎月決算型)この2つのファンドは債券、REIT、株式と3つの資産クラスに均等に投資することを基本としているのですが、月次リターンで1%以上の差があります

今月のピックアップファンドは、アセットマネジメントONEが運用する「グローバル・アロケーション・オープン Bコース(年4回決算・為替ヘッジなし)」を取り上げました。2014年に、モーニングスター社から、フレキシブル・アセットアロケーション型部門で最優秀ファンドを受賞しているファンドということで取り上げたのですが・・・分析の結果はレポートをご覧ください。

ファンドのMIRAI【2019年3月号】❶

今月は、「トレンド・アロケーション・オープン」のパフォーマンスが最もよかったです。先月のレポートでは、まったく、逆のことを書いています。少し引用しておくと、

『このファンドは、2018年末に、リスク性資産減らして、低リスク資産の比率を85%超に増やすポートフォリオの修正を行った。(「トレンド・アロケーション・オープン足下の運用状況について」2019年1月7日)
もし、市場が悪化して株式市場が大きく下落したならば、このファンドの判断は吉となるはずであった。しかし、1月以降の市場の動きをみると、中国株式は20%以上の値上がり、米国株式も10%以上値を上げている。したがって、リスク資産のウェイトを下げた分だけ市場に追いつけない結果となり、比較しているバランス型ファンド8ファンドの中で最もパフォーマンスが悪いファンドになってしまった。』

今月(3月)は、2月と異なり、下げ相場になった。だから、こういったディフェンシブ(防御的)なポートフォリオのファンドの騰落率が相対的によくなった」、というわけです。