1月第3週の市況

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2018/1/15    月

ユーロが3年来の高値水準となり、中国元も4か月来の高値となり、米ドルが下落。消費者物価指数は、賃料の上昇などから予想外の上昇となったが、イールドは横ばい。株式市場ではJPモルガンが減税により利益が上昇すると公表し値を上げ、小売販売も堅調であったことから値を上げる。ドイツではメルケル政権が連立の合意に至ったが市場への影響は少なく、株式市場は値上がり

2018/1/16    火

米国市場は祝日のため休場。欧州市場では景気循環株に引きずられて市場は軟化。英国では、Carillionが取引停止となり関連銘柄も含めて値下がり。フィンランドの鉱業銘柄Metsoは業績悪化で10%近く下落。ドイツの小売りMetroもロシアでの売り上げが芳しくなく値下がり

2018/1/17    水

原油価格と金属価格が下落したため、エネルギー・素材関連が値下がりし市場全体も下落。週末に迫った連邦政府の資金期限に対するDACAの妥協案にトランプ大統領が拒絶。市場では国債が上昇し、日本円は6日連続の値上がり。欧州市場でも、鉱業・石油関連が値を下げたが、Hugo BossやPSAグループが値を上げ市場はほぼ横ばい

2018/1/18    木

ダウは300ポイント以上上昇して史上初めて26000を超えた。半導体関連銘柄も堅調でNASDAQも史上最高値を更新。米ドルが上昇し、国債と金は下落。バンクオブアメリカは予想を上回る決算となり銀行株が上昇。アップルは減税法案により数千億ドルの海外資金を国内に還流するとみられ、ベージュブックは”緩やか-堅調”な経済成長を報告。欧州ではバーバーリーやピアソンといった銘柄が軟調

2018/1/19    金

米ドルと原油が下落し、米国債の10年ものイールドは2.6%を超えた。中国の2018年の株式市場の見通しがよいと報じられ銅価格が上昇。海外での収益を米国に移転すると公表したアップルは配当や株式買戻しなどにその資金を充てるとみられ株価上昇。欧州では景気循環株がリバウンド。Geberitやカルフール、インフィニオンなどの銘柄が個別企業の動きで上昇

1月第2週の市況

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2018/1/8    月

アップルがMacやiPhoneにセキュリティホールがあると公表したが、同株はほかのIT銘柄とともに値上がり。米国では非農業就労者数の増加が予想以下であったが、Fedが2018年中に複数回利上げするとの観測から金利上昇。株式主要指数は引き続き上昇。欧州ではスイスや英国の株式市場で史上最高値を更新。フィアット・クライスラー、プジョー、フォルクスワーゲンなどの自動車銘柄や金融株が堅調

2018/1/9    火

ドイツの工業受注が予想外に7月以降初めての下落。米ドルが値を上げユーロは値を下げた。米国のイールドはほぼ横ばいで、市場は週末から始まる四半期決算に注目

2018/1/10    水

米ドルが値を上げ、日銀が長期債の購入を削減すると発表し、米国のイールドが2.5%をはじめて超えた。SP500は9日連続で値を上げ、ダウは史上最高値を更新。ユーロ圏では失業率が2009年初め以来の低水準。欧州市場は景気循環株にけん引されて上昇

2018/1/11    木

米国株式はヘルスケアと不動産が値下がり、SP500は新年に入って初めて値を下げる。10年物国債の入札は堅調でイールドは横ばい。中国が米国債の購入の速度を落としている。カナダ政府は米国がすぐにNAFAからの離脱を宣言するとコメントしカナダドルは軟調

2018/1/12    金

米国株式は資源関連株と産業株にけん引されてリバウンド。米ドルは軟化して、米国債のイールドは2.6%を下回る水準にまで下落し、30年物のイールドも低下。企業物価指数が下落したことから金利引き上げ懸念が後退。欧州ではECBの債券購入プログラムの終了が早まるとの懸念から債券が下落し、ユーロは上昇し株式は下落